庭日記:ユリ(2019年7〜8月)

ユリが好きなので、今年は春に3種類の球根をそれぞれ3個ずつ買って、大きな鉢にまとめて寄せ植えにしました。花期がそれぞれ異なり、7月にRegale、8月初めにGran Tourismo、8月下旬にExtravaganzaと順番に咲いていきました。どれも香りが良く、家に切って飾ったら、特に夕方になると香りが強まって家中に漂います。ブログでは香りをお届けできないのが残念。

Regale
Gran Tourismo
Extravaganza

 

庭日記:コンパニオン・プランティング

有機ガーデニングでは、殺虫剤を使わずに虫の被害を防ぐ方法のひとつとして、コンパニオン・プランティングが奨励されています。

コンパニオン・プランティングとは、守りたい植物の近くに虫除け効果のある植物を混植すること。

虫の嫌う匂いがある植物を植えて虫が近づくのを防いだり、逆に虫が好む植物をおとりとして植え、メインの植物に来る可能性を減らしたりと、いくつかのパターンがありますが、昔から定番の組み合わせというものがあるようです。

今年はつるが伸びない矮性のサヤインゲンを少し蒔いてみたのですが、その種子を買ったサイトでは豆類のコンパニオンとしてナスタチウムを勧めていたので、一緒に買って蒔きました。

が、

ナスタチウムの方が矮性のサヤインゲンより大きくなることに気づかなかったのはうかつでした。すくすく育ったナスタチウムの影に隠れてサヤインゲンの苗が見えない…。


↑ かきわけて探したところ。赤い花がサヤインゲン、黄色い花に赤い斑が入っているのがナスタチウム。

サヤインゲンに日光が届くよう、ナスタチウムを時々刈り込んでいるのですが、どんどん伸びる伸びる。

ナスタチウムは花や葉を食べられるので、剪定のついでに収穫してサラダに入れています。ちょっとぴりっとした辛味が独特。

 

庭日記:スイートピーの季節(2019年7月)

春に種をまいたスイートピーが咲き始めました。

庭で咲かせたままにしておくとすぐに結実して、それ以上あまり花が咲かなくなってしまうので、咲いたらどんどん切って家中に飾り、香りを楽しんでいます。

プラスチックごみ削減の取り組み

2017年に放映されたBBCのドキュメンタリー「Blue Planet II」でプラスチック廃棄物による海洋汚染の現状に光が当たったことがきっかけで、英国では世論が一気に動き、使い捨てプラスチック削減の取り組みが急速に進んでいます。

スコットランドではすでにプラスチック製の綿棒の販売が禁止され、今年(2019年)末にはプラスチックストローが禁止されることになっています。英国政府も来年の禁止を決めており、カフェやバーではすでに紙製ストローへの切り替えが進んでいます。

また、スコットランドではペットボトルやガラスビンのデポジット制度の導入も決まっています。オランダではおなじみだったボトル回収用の逆自動販売機がお目見えする日も近いようです。

我が家ではScottish Wildlife Trustという野生動物保護団体に夫婦で入っているのですが、今日届いた会誌の包装が前回までとは変わっていました。今までは透明のビニール袋に入っていたのですが、今回の袋はビニールではない様子。

 

ジャガイモのデンプンを原料にして作られた、生分解性の包装に変わっていました。自治体の生ゴミ回収で指定されている堆肥化可能な袋と同じ素材のようです。「堆肥に入れることができます」と書いてあるので、生ゴミと一緒に我が家の堆肥容器に捨てました。

英国各地で”zero waste shop”と呼ばれる無包装・量り売りの食料品店が次々オープンしていますが、我が町ダンディーにも最近になって立て続けに3つ開店しました。

https://www.facebook.com/thelittlegreenlarder/

https://www.facebook.com/greenwaysdundee/

https://www.facebook.com/BirchwoodEmporium/

大手スーパーでもプラスチックトレーの撤廃に取り組むところが出てきていたり、今後数年でプラスチック廃棄物削減が大きく前進しそうな様子です。

庭日記:きのこ狩り(?)(2019年5月)

秋に前庭に作った花壇には雑草対策と乾燥対策を兼ねてバークマルチを敷いてあります。

バークマルチとは、林業廃棄物として出る樹皮をラフに砕いて多少堆肥化させたもの。厚く敷かないと効果がないので、某大手DIYチェーンの自社ブランド品(まとめ買い割引中)をまとめ買いして敷いてありました。

それでも少しは雑草が出てくるのでこの間草取りをしたのですが、バークマルチから見たことのないキノコがにょきにょき生えているのに気がつきました。全部抜いたらかなりの数になったので、写真に撮ってからコンポスト容器に捨て、そのまま忘れていました。

後でスマホの写真アルバムをチェックしていたらその写真が出てきたので、そう言えばと思ってツイッターに投稿したのですが…。

「それは アミガサタケでは!?」というリプライがたくさん返ってきました。

英語ではモレル(Morel)というそうで、私は全然知らなかったのですが、グルメ垂涎のキノコなのだとか…。

しまった、コンポストにする前に投稿すれば良かった…(笑)

バークマルチに菌糸がついていたのだと思うので、来年の春にまた出てくるのではないかと期待しています(笑)

庭日記:腐葉土作ってます

我が家で作っている腐葉土は、原料の9割以上が生け垣のセイヨウヒイラギの葉。常緑樹なので分解するのに時間はかかりますが、ずいぶんそれらしくなってきました。

夏か秋には使えるかな?という感じの出来具合です。腐葉土は養分はほとんどないのですが、土壌の組成改良に良いと言われています。水はけが良すぎて乾燥しやすい我が家の庭では、保水性を高めるのに利用します。

生け垣を剪定した枝を積み上げておくとそのうち葉が枯れて落ちるので、それを集めて積み上げてカバーを掛け、たまにかき混ぜるだけ。堆肥ほど手間がかかりません。腐葉土をかき混ぜる時の匂いが好きです。秋の林の匂い。

ちなみにカバーは池を造った時に使ったアンダーレイの端切れです。枠は生け垣を剪定した時に大量に切ったセイヨウヒイラギの幹や大枝を組んだもの。

庭日記:スノードロップ

長い冬の終わりを告げるスノードロップ。大好きな花です。この家に引っ越してきていちばん最初に植えたのがこの花で、今年も咲きました。

スノードロップは球根植物ですが、秋に売られている乾燥した球根を植えるよりも、早春に葉が出た状態のものを植えた方が増やしやすいので、いつも春咲きに買っています。

どんな状態で届くかは、オーダーするタイミングとその年の冬の天気次第。去年は蕾がついた状態で来ましたが、今年は満開状態でした。でも1年目は花よりも球根を太らせることが優先なので、泣く泣く花はむしって葉だけにして植えました。ガーデニングは長期計画。来年の花が楽しみです。

庭日記:生け垣剪定

秋から早春にかけては垣根の剪定の季節。去年の冬に引っ越した後最初にやった庭仕事もセイヨウヒイラギの垣根の剪定でした。その時は手の届く範囲で垣根の体裁を整えるのがやっとでしたが、今年は高いところの枝を剪定するための道具を購入し、去年は手が届かなくてあきらめた背の高い木の剪定に挑戦。日照を増やすため最初は業者に頼んで切り倒してもらうことも考えていた木ですが、小鳥がまずこの木に止まってからフィーダーに下りてくることが多いので、混み合った枝を間引くだけにすることにしました。

去年のツール(左)と今年のツール(右)
伐採した枝の山

 

 

スコティッシュパワー社、発電事業の脱炭素化を達成

2018年10月16日、英国の大手電力会社スコティッシュパワー社は、発電事業の100%グリーンエネルギー転換を達成したと発表しました。

英国では1990年にそれまで国有だった電力事業が民営化され、電力市場が始まりました。発電・送電・配電(小売)がそれぞれ民間企業として地域ごとに分割され、1社が全国の送電を担い、発電と小売は元国有企業に加えて新規事業者が市場に参入する一方、合併・買収による統合も進み、欧州資本も入ってきました。また、並行して進められたガス市場の自由化により、電気・ガスの両方を供給する統合エネルギー企業が大半となっています。大小合わせて50を超える企業がひしめく小売市場では、全国どこに住んでいても自由に供給会社を選択できる仕組みで、供給会社を変えるのも簡単です。とはいえ、市場シェアの大部分は、1990年の民営化で誕生した企業をルーツに持つ6社(通称Big Six)の寡占となっています。

スコティッシュパワー社はこのビッグ6のひとつ。名前からわかる通りスコットランド南半分を担当していた国有配電事業者が民営化されて生まれた企業で、現在はスペインのイベルドローラ・グループの傘下にあり、英国のエネルギー小売市場第4位。また、スコットランドにいくつもの発電施設を所有しています。

スコティッシュパワーはスコットランド自治政府の意欲的な脱炭素政策を受けて、これまで順次発電のグリーン化を進めていました。大規模なウィンドファームを建設する一方で、2016年には石炭火力発電所を閉鎖、そして今回ガス火力発電所をまとめて売却し、発電を水力・風力のみに集約して、100%再生可能電力への転換を達成したわけです。

小規模事業者の中には以前から再生可能電力100%を売りにしている企業はありましたが、今回初めてビッグ6企業が脱炭素化を達成したということで注目を浴びています。

また2018年11月5日には、交通・輸送の脱炭素化を促進するサービスとして、再エネ発電で供給された電気で電気自動車(EV)を充電する、家庭用「再エネEV充電パッケージ」の販売も開始しました。

庭日記:池(1)(2018年9月)

ガーデニングのエキスパートが、「生き物のためになる庭を作りたかったら、池を作りなさい」と言っているのを聞いたことがあります。というわけで、春が来て地面を掘ることができる状態になったところで早速池作りのプロジェクトに取り掛かりました。

入居前の裏庭
2018年3月

擁壁を挟んで半円形の池を2つ並べるデザインにしました。こちらは擁壁の上の池。

4月

2018年、英国は記録的な猛暑に見舞われ、春先から数ヶ月はまったく雨が降りませんでした。地面が乾燥してかちこちに固まってしまったので、池掘りはしばらくお休み。雨が戻ってきてからやっと再開できました。

8月
9月

冬でも底まで完全に凍ってしまわないよう深くした方がよいとのことで時間がかかりましたが、やっと池掘り完了。ライナーを敷き詰める作業に入りました。

フェルトのアンダーレイ
防水シート
水の注入開始
水が溜まったところで縁取りの位置決め
池の両脇に防水シートを埋め込んで湿地作り

 

(ほぼ)完成

こちらは擁壁の下の池。まだ途中まで掘ったところです。

下の池
擁壁の上から見たところ

2つの半円形の池が壁を挟んでいるのがわかるでしょうか。高さの差が1メートル以上あります。