庭日記:腐葉土作ってます

我が家で作っている腐葉土は、原料の9割以上が生け垣のセイヨウヒイラギの葉。常緑樹なので分解するのに時間はかかりますが、ずいぶんそれらしくなってきました。

夏か秋には使えるかな?という感じの出来具合です。腐葉土は養分はほとんどないのですが、土壌の組成改良に良いと言われています。水はけが良すぎて乾燥しやすい我が家の庭では、保水性を高めるのに利用します。

生け垣を剪定した枝を積み上げておくとそのうち葉が枯れて落ちるので、それを集めて積み上げてカバーを掛け、たまにかき混ぜるだけ。堆肥ほど手間がかかりません。腐葉土をかき混ぜる時の匂いが好きです。秋の林の匂い。

ちなみにカバーは池を造った時に使ったアンダーレイの端切れです。枠は生け垣を剪定した時に大量に切ったセイヨウヒイラギの幹や大枝を組んだもの。

庭日記:スノードロップ

長い冬の終わりを告げるスノードロップ。大好きな花です。この家に引っ越してきていちばん最初に植えたのがこの花で、今年も咲きました。

スノードロップは球根植物ですが、秋に売られている乾燥した球根を植えるよりも、早春に葉が出た状態のものを植えた方が増やしやすいので、いつも春咲きに買っています。

どんな状態で届くかは、オーダーするタイミングとその年の冬の天気次第。去年は蕾がついた状態で来ましたが、今年は満開状態でした。でも1年目は花よりも球根を太らせることが優先なので、泣く泣く花はむしって葉だけにして植えました。ガーデニングは長期計画。来年の花が楽しみです。

庭日記:生け垣剪定

秋から早春にかけては垣根の剪定の季節。去年の冬に引っ越した後最初にやった庭仕事もセイヨウヒイラギの垣根の剪定でした。その時は手の届く範囲で垣根の体裁を整えるのがやっとでしたが、今年は高いところの枝を剪定するための道具を購入し、去年は手が届かなくてあきらめた背の高い木の剪定に挑戦。日照を増やすため最初は業者に頼んで切り倒してもらうことも考えていた木ですが、小鳥がまずこの木に止まってからフィーダーに下りてくることが多いので、混み合った枝を間引くだけにすることにしました。

去年のツール(左)と今年のツール(右)
伐採した枝の山

 

 

スコティッシュパワー社、発電事業の脱炭素化を達成

2018年10月16日、英国の大手電力会社スコティッシュパワー社は、発電事業の100%グリーンエネルギー転換を達成したと発表しました。

英国では1990年にそれまで国有だった電力事業が民営化され、電力市場が始まりました。発電・送電・配電(小売)がそれぞれ民間企業として地域ごとに分割され、1社が全国の送電を担い、発電と小売は元国有企業に加えて新規事業者が市場に参入する一方、合併・買収による統合も進み、欧州資本も入ってきました。また、並行して進められたガス市場の自由化により、電気・ガスの両方を供給する統合エネルギー企業が大半となっています。大小合わせて50を超える企業がひしめく小売市場では、全国どこに住んでいても自由に供給会社を選択できる仕組みで、供給会社を変えるのも簡単です。とはいえ、市場シェアの大部分は、1990年の民営化で誕生した企業をルーツに持つ6社(通称Big Six)の寡占となっています。

スコティッシュパワー社はこのビッグ6のひとつ。名前からわかる通りスコットランド南半分を担当していた国有配電事業者が民営化されて生まれた企業で、現在はスペインのイベルドローラ・グループの傘下にあり、英国のエネルギー小売市場第4位。また、スコットランドにいくつもの発電施設を所有しています。

スコティッシュパワーはスコットランド自治政府の意欲的な脱炭素政策を受けて、これまで順次発電のグリーン化を進めていました。大規模なウィンドファームを建設する一方で、2016年には石炭火力発電所を閉鎖、そして今回ガス火力発電所をまとめて売却し、発電を水力・風力のみに集約して、100%再生可能電力への転換を達成したわけです。

小規模事業者の中には以前から再生可能電力100%を売りにしている企業はありましたが、今回初めてビッグ6企業が脱炭素化を達成したということで注目を浴びています。

また2018年11月5日には、交通・輸送の脱炭素化を促進するサービスとして、再エネ発電で供給された電気で電気自動車(EV)を充電する、家庭用「再エネEV充電パッケージ」の販売も開始しました。

庭日記:池(1)(2018年9月)

ガーデニングのエキスパートが、「生き物のためになる庭を作りたかったら、池を作りなさい」と言っているのを聞いたことがあります。というわけで、春が来て地面を掘ることができる状態になったところで早速池作りのプロジェクトに取り掛かりました。

入居前の裏庭
2018年3月

擁壁を挟んで半円形の池を2つ並べるデザインにしました。こちらは擁壁の上の池。

4月

2018年、英国は記録的な猛暑に見舞われ、春先から数ヶ月はまったく雨が降りませんでした。地面が乾燥してかちこちに固まってしまったので、池掘りはしばらくお休み。雨が戻ってきてからやっと再開できました。

8月
9月

冬でも底まで完全に凍ってしまわないよう深くした方がよいとのことで時間がかかりましたが、やっと池掘り完了。ライナーを敷き詰める作業に入りました。

フェルトのアンダーレイ
防水シート
水の注入開始
水が溜まったところで縁取りの位置決め
池の両脇に防水シートを埋め込んで湿地作り

 

(ほぼ)完成

こちらは擁壁の下の池。まだ途中まで掘ったところです。

下の池
擁壁の上から見たところ

2つの半円形の池が壁を挟んでいるのがわかるでしょうか。高さの差が1メートル以上あります。

 

庭日記:ハーブガーデン(2018年夏)

裏庭にはキッチンから出られるようになっています。というわけで、キッチンの戸口から出てすぐのところにハーブガーデンを作ることにしました。ハーブの多くは水はけが良いほどよく育つので、地面より少し高くなるように花壇をつくり、池を掘った土を入れて小さな苗を植えました。

植えたのは、小さい花壇にタイム3種類、ミント2種類、イタリアンパセリ、パープルセージ、オレガノ、スイートマジョラム、月桂樹。長い花壇にはローズマリー、タイム、カモマイル、ラベンダー5株、そしてハーブではないけれどルバーブ。ラベンダーは縁取りで、内側にはサラダ野菜を植えるスペースを空けてあります。


Before: 4月

今年は4〜6月にかけて欧州全体が熱波に見舞われ、さすがにそれほど暑くならないダンディーでも毎日好天が続きました。毎日太陽の光を浴びたハーブはすくすくと育ち、あっという間に花壇はいっぱい。混み合いすぎて一部は他の場所に植え替えたほどでした。


After: 7月

庭日記:「生物多様性ミックス」(2018年夏)

何もない庭を植物で埋めるにはけっこうお金がかかるので、1年目は安上がりな1年草の種をまくことにしました。スーパーで”biodiversity mix”というのを売っていたので買ってみました。蜂や蝶の集まる花をたくさん咲かせて、庭の生物多様性を向上させよう、というわけです。

ミックスの中身はヤグルマギクやヒナゲシ、ハナビシソウ、一年草タイプのルピナスなどでした。スコットランドにしては暑い夏だったこともあってよく育ち、花が咲き始めると早速たくさんのマルハナバチやハナアブが集まってきました。

庭日記:Feed the birds(2018年3月)

我が家は町の中心からは外れた住宅街にあり、周辺には緑地や森林、広い庭に大きな木が植えられていある古い家が多いこともあり、野鳥がたくさんいます。

我が家にも来てもらおうと、早速庭にバードフィーダーを設置しました。

面白いもので、フィーダーを置く前はあまり鳥を見た覚えがないのに、フィーダーを設置すると引き寄せられるように鳥が集まってくるのです。最初は1~2種類の鳥しか来なかったのですが、冬は自然の餌が少ないこともあって、どんどん種類が増えました。毎朝眺めるのが楽しみです。
– Dunnock (Prunella modularis, ヨーロッパカヤクグリ)
– Robin (Erithacus rubecula, ヨーロッパコマドリ)
– Blackcap (Sylvia atricapilla, ズグロムシクイ)
– Blue tit (Cyanistes caeruleus, アオガラ)
– Coal tit (Periparus ater, ヒガラ)
– Great tit (Parus major, シジュウカラ)
– Long-tailed tit (Aegithalos caudatus, エナガ)
– Blackbird (Turdus merula, クロウタドリ)
– Song thrush (Turdus philomelos, ウタツグミ)
– Greenfinch (Chloris chloris, アオカワラヒワ)
– House sparrow (Passer domesticus, イエスズメ)
– Goldfinch (Carduelis carduelis, ゴシキヒワ)
– Bullfinch (Pyrrhula pyrrhula, ウソ)
– Siskin (Spinus spinus, マヒワ)
– Chaffinch (Fringilla coelebs, ズアオアトリ)
– Wood pigeon (Columba palumbus, モリバト)
– Collared dove (Streptopelia decaocto, シラコバト)
– Feral pigeon (Columba livia domestica, ドバト)

(ドバトは集団でやってきて他の鳥を追い散らし、餌を大量に食べてしまうので、正直なところ迷惑なのですが…。)

フィーダーからは食べないけれど庭にやってくる鳥もいます。
– Goldcrest (Regulus regulus, キクイタダキ)
– Fieldfare (Turdus pilaris, ノハラツグミ)
– Jay (Garrulus glandarius, カケス)

庭日記:BEFORE

写真だけではわかりにくいかと思いますので、庭のレイアウトをざっくり図にしてみました。

家の玄関は西側、裏口は東側にあり、庭は家の東〜南〜西側を凹字型に囲んでいます。東〜南側はひと続きですが、西側の庭との間はガレージと壁で仕切られているので、西側が表庭、東〜南側がL字型の裏庭という扱い。その全体に、コンクリートの敷石と砂利が敷き詰められていました。例外は前庭の2つの(何も植えられていない)花壇だけ。

坂道の途中にある家なので庭の南北にはかなりの高低差があり、表庭、裏庭の両方が擁壁で2段に仕切られています(図で「テラス」とあるのが上段部)。

家の南側にあるガレージは屋根にアスベストセメントが使われているのですが、壁にいくつも大きな亀裂が入っていて構造的に不安定になる可能性があり、もしそのせいで屋根材が破損するとアスベスト飛散の危険があるため、専門業者に依頼して、入居前に撤去してもらいました。

庭日記:白紙未満からスタート

ロンドンからスコットランドのダンディー市に引っ越してきた理由のひとつは、庭付きの家に住みたかったこと。

2017年の平均不動産価格、ロンドンは£623,855、ダンディーは£141,511。ロンドンでは庭付きどころかワンルームも手が出ませんが、ダンディーなら我が家の収入でも手が届きます。おかげで念願の庭のある家に入ることができました。

が。

以前、同じくスコットランドで建て売りの家を買った時に、全くなにもないむき出しの地面が広がる庭で白紙から庭づくりをした経験はあるのですが…。

今回は白紙未満。

全くメンテが必要ないように、庭全体に防水シートをかぶせ、その上に駐車場に使われているようなグレーの砂利を敷き詰めただけの庭なのでした。

緑と言えば、隣家との境界線として植えられたセイヨウヒイラギの生け垣だけ。それも何年も手入れをしていないようで、生け垣と言うよりは林です。

まずは白紙に戻すところから始めなくては…。

というわけで、駐車場風ガーデンから野鳥や虫が集まる緑と花のオアシスにちょっとずつ変える、長期プロジェクトのスタートです。