庭日記:アオガラの子育て(2020年5月)

5月この家に引っ越してすぐに、アオガラ用の巣箱を取り付けました。最初の2年間は、春先にちらほら覗きに来るアオガラはいたものの、結局使われず空のままでした。今年も巣作りする鳥がいないなら、場所を移さないと駄目かなあと考えていたのですが、今年はアオガラ夫婦が営巣してくれました。

巣箱はジムとして使っている部屋の窓近くに取り付けてあるのですが、春先にトレッドミルで走っている時に、例によってアオガラが巣箱を見に来ているのに気づきました。しかも今回は何度も戻ってきている様子。4月初めには、くちばしに枯れ草などをくわえたアオガラが飛んでくるようになりました。これはどうやら巣作りを始めたらしいと、巣箱に近い窓は開けないように気をつけ、わくわくしながら毎日観察しました。4月下旬には産卵が始まったようで、今度は卵を温めているメスのもとにせっせとオスが餌を運んでいるらしき様子です。

熱心な野鳥愛好家の間では、巣箱の中にカメラを仕掛け、中の様子を観察して楽しむ人も多いのですが、我が家の巣箱は原始的なただの木箱。鳥の出入りを見ながらYouTubeに投稿されるウェブカム映像と比べて、「我が家の巣箱の中もこんな感じなのかな?」と想像するしかありません。

それが変わったのは5月18日。朝起きたら、先に起きていた夫が「巣箱から声が聞こえる」と教えてくれたのです。巣箱の下に立って耳を澄ませると、確かにヒナと思しきかすかな鳴き声がします。

アオガラは1日1個ずつ、合計10〜15個くらいの卵を生んでいくので、ヒナも順番に孵化していきます。中のヒナの数が増え、成長していくにつれて、最初は耳を澄ませないと聞こえなかったヒナの声も日に日に大きくなりました。親鳥が餌を加えてやってくると、一斉に声が上がってとても賑やかです。親鳥はまずフィーダーのてっぺんに止まって周囲の安全をチェックしてからネストボックスに入ります。巣箱の近くには、家の壁に寄せてベンチが置いてあります。朝にはよく日が当たるので、晴れて暖かい日はここで朝食を食べることも多いのですが、親鳥たちはベンチにじっと座って動かずに見ている人間のことはあまり気にならないようでした。

5月も終わり近くなると、ヒナたちの声はさらに大きくなり、窓を開けてあると家の中にいても聞こえるようになりました。さらには時々ひょっこりとヒナが頭を出すようになり、いよいよ巣立ちも間近なのだなという様子に。

 

そして5月31日には、ついにこんな動画を撮ることができました。

どうやらこの動画を撮った日の午後か今朝早くに巣立ちが無事完了したようで、月が変わった今朝は、巣箱はもぬけのからになっていました。今度はフィーダーに集まって元気な姿を見せてくれると良いのですが…。

来年はカメラをつけてみようかなあ。

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