キーボードの配置で眼からうろこ

肩の痛みが長引くのでファミリードクターの紹介で、医院に併設されているフィジオセラピークリニックに行きました。フィジオセラピーは日本では理学療法と呼ばれているそうですが、病院での診療科としてはリハビリテーション科となるようです。リハビリというと病気や怪我の後の機能回復というイメージですが、それにかぎらず身体運動機能に関わる治療を行う医療分野です。英国では診療を受けるにはかかりつけのファミリードクターからの紹介が必要なのですが、オランダでは数年前から紹介がなくても診療を受けられるようになったそうで、町のあちこちにクリニックがあり、日本の整体治療院のように気軽にかかることができます。
フィジオセラピーの治療では、関節の可動範囲を広げる手技を受けたのですが、その際に姿勢の問題を指摘されました。肩が前傾している(丸まっている)ため関節周りの筋肉に過負荷がかかり、炎症に至っているのだとのこと。脇を締め、背中の筋肉を使って肩を後方に引くようにとアドバイスされ、背筋強化ための筋トレ運動を指導されました。
また、コンピューターを使う際の姿勢をチェックされたのですが、今まで気づかなかった点を指摘され、参考になりました。肩の過負荷を防ぐためのキーポイントとして気をつけるべきなのは「脇を開かない」ことなのだそうです。つまり、上腕が体側に沿ってストンと垂直に下りている状態を維持すること。上腕から腕をサイドに開いたり前に出したりすると、それだけで肩が丸まってしまうからです。
このポイントを念頭に置いて私の作業環境をチェックしてみると、キーボードやマウスの位置が身体からちょっと離れすぎていることがわかりました(左側の図の状態)。
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脇が開いている状態 vs. 締まっている状態
脇を締めた状態で手が届くようキーボード(とリストレスト)をデスクの縁ぎりぎりに寄せ、マウスマットもそのすぐ隣に移動して、肘が体側に着いたままの状態で手が届くようにしてみると、確かにかなり肩が楽になるようです。これは今まで気が付かなかった点で、眼からうろこでした。肩周りの痛みや凝りに悩んでいる方は試してみる価値があるかもしれません。
なお、キーボードやマウスを体幹近くに寄せて脇を締めた姿勢にすると、結果的に肘の曲げ角度がきつくなります。肘の角度が90度を切ると今度は肘から前腕にかけての負荷が高くなるので、角度を緩めるための調整も必要になります。デスクの高さを下げる(またはデスク下にキーボードトレイを取り付ける)か椅子の高さを上げて、肘がキーボードの上面より高い位置に来るよう調節して肘の角度を確保します。椅子の高さを上げたせいで床にかかとがつかなくなった場合は、フットレストも必要になります。

私が新しいパソコンを買ったらまずやること。

ご無沙汰してました。5月17日から6月5日まで、1年半ぶりに日本に行ってました。
今回の日本行きはいろいろ目的があったのですが、そのひとつが仕事用メインマシンの買い替え。これまではデスクトップWindows XP機を使っていたのですが、今度は携帯できる軽量高性能ノートをドッキングして使う環境構成にしたいと思い、いろいろ考えた末、ついにWindowsを捨ててMacBook Airの11インチバージョンを買ってしまいました。Macを使うのはWindows 95の発売以来のことですが、まあWindows 7を買っても慣れるのにしばらく時間がかかるという点は同じなので、あまり違わないかと思った次第です。2週間ばかり使ったところですが、やはり私にとっては11インチがためらいなく外に持ち出せるサイズの限界だなあと思いました。
で、本題の「新しいパソコンを買ったらまずやること」。
「Macを買ったらまず入れるべきフリーソフト」系のリストはググれば山ほど出てくるので、普通に便利なソフトについてはそちらを参照していただければいいのですが、私の場合、まず一番最初に入れるのはいつもこれです。
RSIGuard
一言で説明すると「強制的にユーザーに休憩を取らせるソフト」で、類似のソフトは無料のものも含めて他にもあるのですが、このソフトの良いところはオートクリックという付属機能がついていること。クリックしたいところにカーソルを置くと、一瞬の間を置いて(時間は自由に設定できます)勝手にクリックしてくれます。マウス作業が原因で腕や首に痛みが出る人は非常に多いのですが、中でも痛みの原因になりやすいのがクリック動作なので、これを自動化するだけで作業が大幅に楽になります。もちろんマウスだけでなくトラックパッドやトラックボールとも併用できます。最近マウス作業が辛くてという方、トライアル期間もありますので是非お試しください。
メイン機能である休憩強制の方も、普段ポモドーロなどを使って作業時間の管理をしている人ならそれほど違和感はないかと思います。ストレッチエディションを買うと、休憩時間中に動画でストレッチの指導もしてくれます(笑)。
日本語版は残念ながら今のところありません。…って、私が作成者に協力を申し出ればいいんですよね^^; ToDoリストに入れておこう(笑)。
今回の日本行きの目的にはRSI関係の取材も入っていたのですが、その話はまたあらためて…。