アロットメント:こちらにも池を作った(2020年9~10月)

アロットメントの入り口の枯れ木。かつてはたくさん実のなるプラムだったのだそうですが、ある年伸びすぎた枝が折れたところから病気が入って枯れてしまったとのことでした。そのままにしてつる性の植物を絡めようかとも思ったのですが、あいにく接ぎ木の根の部分が生き残っていて、プラムではないひこばえがどんどん出てきます。それが大きく育ってしまうと困るので、業者を頼んで根こそぎ掘り抜いてもらいました。

4月のアロットメント
プラムの枯れ木
枯れ木を掘り抜いた穴

以前から、庭の池を作った時に余ったライナーでアロットメントにも池を作ろうと思っていたのですが、せっかく大きな穴ができたので、これをそのまま池にしてしまうことにしました。

ライナーを敷いて水を注入
縁が水平になるよう調整してライナーを切ったところ

庭の池の植物がずいぶん大きく育ったので、その一部を新しい池に移しました。隣のアロットメントにも小さな池があり、繁殖しすぎたという植物をいくつかいただいたのでそれも移植すると、すっかり池らしくなりました。

前の人が残していった亜鉛の風呂桶にはオモダカかクワイとおぼしき植物が生えていたのですが、これも池に移植。けっこうよく塊茎が育っているので、お正月の頃に収穫しようかと思っています。

風呂桶から移動したオモダカ(クワイ?)

池の縁取りには、掘り抜いた木の幹や枝を切った丸太を再利用。フェンス近くは足場がしっかりしていないと困るので、こちらは隣人が捨てるところだったコンクリートの敷石をもらって取っておいてあったのを利用しました。ライナーも縁取りも植物もすべて有りものを活用したので、資材コストはゼロ。隣の池には毎年カエルが産卵するという話なので、こちらにも来てくれると良いなあと楽しみにしています。

植物を入れて、余ったライナーを始末
抜いた枯れ木を切った丸太を縁取りに再利用

アロットメント:イラクサで液肥を作る(2020年5月)

私がいちばん嫌いな雑草と言えば、なんと言ってもイラクサ。正確には日本のイラクサ(Urtica thunbergiana)の近縁種であるセイヨウイラクサ(Urtica dioica)で、英語ではnettleまたはstinging nettleと呼ばれています。葉や茎が刺毛に覆われていて触れるとものすごく痛みます。散歩や雑草取りの時に気が付かずに触ってしまって泣いたことは数知れず…。園芸用の手袋をしていても、薄いと生地を通して刺すので油断できません。

アロットメントの肥沃な土はイラクサの繁殖に理想的。放置されていた区画なのでかなりあちこちに群生しています。

しかしこのイラクサ、迷惑な雑草である一方で食用にもなる植物でもあります。もちろんそのまま食べたら大変なことになりますが、若い葉を茹でれば刺毛の毒が消え、栄養価の高い緑黄野菜として使うことができるのだそう。また、葉を乾燥させてハーブティーとしても利用されています。

有機ガーデニングでの利用法にはもうひとつ、液肥作りがあります。

手作り液肥の材料として最もよく使われているのはcomfrey (Symphytum officinale、コンフリー、ヒレハリソウ)という雑草で、私のアロットメントにはこれもたくさん生えています。その葉で作る液肥は栄養価が高く、必須栄養素である窒素・リン酸・カリウムのバランスも良いので、液肥を取るためにあえて育てている人も多いという雑草です。

こちらはコンフリー。

イラクサ液肥の栄養価はコンフリーほど高くはなく、また鉄分がかなり含まれるのでどんな植物にも使えるわけではないものの、手を焼く雑草ナンバーワンを有効活用できるというのは大きな魅力です。というわけで、区画がイラクサだらけの今年は、私もイラクサ液肥を作ってみることにしました。

作り方は、葉を集めて容器に入れ、水に漬けるだけ。革製の手袋でがっちり武装して生い茂った葉をざくざく刈り取り、25リットルサイズの大きなバケツに集めました。ひたひたに浸かるよう水を注いだら、葉が浮かないように石で重しをして蓋をします。葉が腐敗してかなり臭うので、他のアロットメント利用者の迷惑にならないよう蓋は必須。数週間待てば完成なので、先日植えた苗が大きくなって肥料が必要になる頃にはちょうど液肥ができているはずです。

さて、また葉が生い茂ってしまう前に、残った根の部分を全部掘りとってしまわなければ…。

世界初の気候ポジティブ ジンを飲んでみた

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)流行が急速に拡大したスコットランドでは、3月23日の夜にロックダウンの実施が発表されました。学校は閉鎖され、オフィスも原則閉鎖されて在宅勤務に移行。1日1回、1時間程度の運動以外は外出も禁止となりました。スーパーなどの食品店や薬局などを除いて全ての店舗が営業停止となりました。

こういう時は積極的に宅配を利用して地元のメーカーや商店を応援しなくてはというわけで、いろいろ注文してみたのですが、そのひとつがクラフトジン。英国ではここ数年クラフトジンが大ブームですが、スコットランドはクラフトジンのメッカで、ダンディーや周辺地域にもたくさんのクラフトジン蒸留所があります。

そのひとつがアービキー蒸留所。ダンディーから40キロほど北にあります。この蒸留所が、今年初めに環境関連の話題でニュースになっていました。

https://twitter.com/yunod/status/1230801897088593922

世界初の気候ポジティブ・ジンを開発した、という話題でした。商品名のNàdarはゲール語で自然という意味だそう。この話を聞いた時からぜひ飲んでみたいと思っていたので、ちょうど良いとオーダーしてみました。

https://twitter.com/yunod/status/1255064486937067523

Nàdarのカーボンフットプリントはボトル1本当たり-1.54 kg CO2eとマイナス値。製造過程での炭素吸収量が排出量を上回る、カーボンポジティブ製品です。これを実現した秘密は原料にあります。ジンは通常大麦、小麦などの穀類を主原料として作りますが、Nàdarの主原料は豆なのです。

植物が育つためには窒素が必要です。農業では窒素肥料を多量に使うことで収量を高めていますが、窒素肥料の原料である水素の生産に化石燃料が使われています。また、作物が吸収しきれなかった窒素が環境に放出されて、水質汚染や土壌の酸性化、オゾン層の破壊、地球温暖化といった環境問題を引き起こしています。

豆類は、他の作物と異なり根粒菌と共生する性質があります。豆の根に寄生した根粒菌が大気中の窒素を固定して宿主の根に送り込むため、豆類は窒素肥料を入れなくても育ちます。だから、豆を原料にしてジンを作ることで、肥料製造工程から出る炭素排出量が削減できるというわけです。アービキー蒸留所は農場の中にあり、原料を自家生産しています。太陽光発電も利用して炭素排出量を最小限に抑え、醸造かすは家畜の餌や肥料として再利用しています。

このジンを開発したのは、蒸留酒の世界では珍しい女性マスター・ディスティラー(Master Distiller)のカースティ・ブラックさん。アービキー蒸留所での仕事と並行して大学院で豆を使った環境に優しい蒸留酒製造方法を研究し、博士号を取得しています。Nàdarはこの研究の成果なのです。

環境のために良いのはわかったけど肝心の味は?というと、柑橘系の香りが強い個性豊かなジンで、我が家では大好評でした。

https://www.arbikie.com/nadar-gin

 

アロットメント:初種まき・植え付け(2020年4月)

ほとんど全体が雑草に覆われているアロットメントですが、中央に少しだけ雑草がなく土を耕した形跡の残っているところがあったので、それを広げる形で除草作業を開始しました。

スコットランドではCOVID-19対策でロックダウン中ですが、1日1回だけ30分〜1時間程度の運動を目的とした外出が許可されており、アロットメントでの作業も運動にカウントされることになっています。そのため毎日アロットメントに通い始めたものの、除草は1日1畝というスローペース。何しろ区画全体にシバムギの地下茎が縦横無尽に走っていて、切れ端を取り残すとまた発芽して増えてしまうので丁寧に取り除いていく必要があり、30分〜1時間程度ではなかなか進まないのです。

そういうわけで本格的に野菜づくりを始められるのは来年になりますが、少しでも何か収穫できるといいなと思い、ロックダウンが始まる前に買ってあった種と去年庭に蒔いた種の残りを、そうやって確保した小さな畑に蒔くことしました。

種を持参してアロットメントに行くと、その日は入口近くに野菜の苗がたくさん入ったトレイが並んでいました。

地元の植物園が無料で配布してくれたものだとのこと。ビーツとチャード、それにレタスが何種類かあります。今年はロックダウンのためガーデンセンターがすべて閉まっていて、みんな苗の確保に困っているのでこれはとてもありがたい。私も少しもらうことにしました。

早速もらった苗を植え、持っていった種をちょっとずつ蒔きました。種はケール、ほうれん草、ビーツ、スプリングオニオン(細ねぎ)。写真の白い布のようなものは寒冷紗で、庭で使っていたものの再利用。

一部、シバムギに混じってイチゴのようなものが混じっているエリアがあったので、それも畑に植えてみました。おそらく栽培種ではなく、放っておくと雑草のようにどんどん広がる野イチゴですが、実がついてから判断すればいいやということで…野イチゴの実も小さいけれど食べられるしね。

こちらはリンゴとグースベリーの花。

 

 

アロットメント再発進(2020年4月)

スタート早々トラブったアロットメント、別の区画をもらって再スタートしました。最初に見に来た時に「こちらも空いている」と見せてくれたあの区画です。他の人が一旦契約したものの、荒れすぎて手に負えないとキャンセルしたためまた空きになったという話で、ラッキーでした。広さは芝生の区画より広く、テニスのシングルスコートくらい。菜園の中央にあるので日当たりは良好です。

しかし2年間放置されていたそうで、雑草に覆われなかなかワイルドです。イラクサにギシギシ、イバラにシバムギと、駆除に手こずる強面ぞろい。今年はひたすら雑草退治に明け暮れる日々になりそう…。

昔の洗濯桶か何かを埋めた小さな池がありました。浅いのでここずっと続いている好天で干上がりかけています。家の庭に池を作った時のライナーがまだ余っているので、もっと大きさを広げて深い池に作り直すかも。

区画入り口脇の大きな桜?の木は枯れていますが、小さなリンゴの木発見。グースベリーもありました。大きなルバーブの株もひとつ。とりあえず収穫はできそうです。

アイリスやつるバラなど、食用でない植物も散見。よく見るとタイムなどハーブも雑草の中に埋もれていました。

庭日記:進捗状況(2020年4月)

3月末に夏時間に切り替わり、すっかり春らしくなってガーデニングシーズン到来!

コロナウィルス感染流行でロックダウン中なのでガーデンセンターには行けないし、楽しみにしていた来月のガーデニング・スコットランドもキャンセルされてしまいましたが、園芸やDIY関係のオンラインショッピングを受け付けているところはかなりあるので、庭造りプロジェクトは今も進行中です。

入居してからの経過報告として、2018年春と2020年春の写真を比較してみます。まだまだだけど、だいぶ庭らしくなってきたかな。

裏庭(家の東側の庭)

側庭(家の南側の庭)

前庭(家の西側の庭)

庭日記:壊れた板塀でプランター作り

今年2月は暴風雨が立て続けに来て、ダンディーでも強風が吹き荒れる日が続きました。おかげで隣家との境界にある古い板塀がついに吹き倒されてしまいしまた。じゃまになるので解体しておいたのですが、せっかくなので廃材を利用してプランターを作ることにしました。

かなり前からセイヨウヒイラギの生け垣の下の擁壁をつる性植物で覆えないかなあと考えていたのですが、擁壁はその後ろの地面よりかなり背が高く、地面も生け垣の根があるため、直接何かを植えるのは難しい場所です。そのため大きなプランターを置こうと計画していました。擁壁の裏側に置くプランターだから庭からは見えないので見た目はどうでもよし。擁壁上辺の高さに土を保持できればOKというだけのもの。だからどうせなら廃材で作ってしまおう思った次第です。

最初は底のないプランターの形にするつもりだったのですが、面倒なのでパネルを2枚だけ作り、コンクリートブロックを挟み込む形にすることにしました。長辺は廃材パネル、短辺は庭に転がっていたコンクリートブロック(以前のオーナーが擁壁を作った時の余りと思われる)。ばらばらにならないよう紐とワイヤーで全体を締めただけという手抜き工作です。下の地面に根を張らせたいので底は付けず、土が逃げないように池を作った時に余ったフェルトのアンダーレイを中に敷きました。材料費ゼロ。

中に入れた土は、池を掘った時の余りに自家製コンポストと自家製腐葉土を加えたものなので、これもタダ。中には斑入りのアイビーとヒメツルニチニチソウ(Vinca minor / periwinkle)を植えました。マルチとして腐葉土をかぶせて完成。アイビーは池のゲビオンウォールに植えてあったものですが、乾燥しすぎるようなのでこちらに移動しました。

擁壁から離れると、プランターは擁壁に隠れて見えません。アイビーもヒメツルニチニチソウも日陰に強い常緑植物で、放っていてもどんどん伸びるので、擁壁越えて覆ってくれるのはずと期待しています。

ちなみに暴風雨で吹っ飛んだ板塀の工事は、新型コロナウイルス感染流行によるロックダウンのため日程が決まらず、隣家との境界はネットを張っただけの状態です。早くロックダウンが解除されますように…。

アロットメントでトラブル

自治体から「やはりこの区画で合ってます。物置小屋の中身を撤去するので、それが終わったら使っていいですよ」という連絡が来たので、翌週から早速作業を開始しました。スコットランドでは新型コロナウイルス感染流行で集会禁止や外出自粛、人との距離確保といった措置が始まった頃です。

前の人が花壇にしていたらしいエリアにじゃがいもを植えたり…

日当たりの邪魔になる小木をばっさり切り倒し、大きな木の枝を剪定したり…

芝生の中に新しい畑を作って種を蒔いたり…

ところが、今度は自治体の人からこんなメールが届いてびっくり。

There has been a mix up with plots can you stop the work your doing in plot for now so we can look into it and get back to you

区画の取り違えがあったので調査するから作業をやめてくださいという連絡でした…。

どうやら自治体が過去に区画の線引きを間違って記録してしまっていたようで、別の区画の一部が記録上は独立の区画ということにされてしまい、私にそれが割り当てられたという次第だったようです。

メールが来た直後からロックダウンが始まったのですが、1日1回運動のため外出することは許可されており、幸いアロットメントでの作業も運動にカウントされることになったので、慌てて芝生をもとに戻し、じゃがいもを掘り返し、剪定した枝を片付けました。あーあ…。

アロットメント取得!

数日前、メールをチェックしたら自治体からのメールが入っていました。開けたらこんな内容。

I refer to your application for a garden allotment and am pleased to advise you that one has become available.

If you wish to tenant this plot, please contact the above number for further details.

Garden allotmentとは市民菜園のこと。ダンディーに引っ越してすぐに申し込みました。英国ではアロットメントの人気が高く、空きが出るまで5-6年待たされることも珍しくありません。私もその覚悟で順番待ちリストに登録してあったのですが、2年半にして空きが出たとの連絡が来たのです。

すぐに賃貸料を払って見に行ったのですが、この区画だとのこと。

 前にこの区画を借りていた人は、どうやら菜園ではなく庭として使っていたようで、野菜を育てていた様子は全くなく、灌木や球根が植えられた花壇が芝生を囲んでいました。区画全体も生け垣で囲まれています。あまり広くない区画なのに物置小屋が2つもあって、そのうちひとつはアームチェアやコーヒーテーブルを置いて居間のように使っていたようでした。いちばん奥にある区画で、目の前は線路なので人通りはありません。2つの小屋は他の区画に背を向けるように並んでいるので、他の区画の人の目も届かないプライベートな庭という印象です。菜園のルールには「区画の半分以上は食用の作物を育てるのに使用すること」と書いてあるのですが、あまり厳しく取り締まっていないようですね(笑)。

我が家の場合は庭はすでにあるので、まず芝生をはがして野菜を育てるスペースを作るところから始めることになりそうです。小屋も2つは要らないから、片方は家に移して代わりに温室を置きたいなあと思ったり。

ただ、アロットメントの空き区画は通常、菜園の面倒を見ることができなくなった人が手放すことで生じるもの。だからずっと放置されてぼうぼうに荒れていることが多いのに、ここは芝生も短く刈り込んであるし、雑草もまったく生えていないようだし、物置小屋の中にはきれいに使われている庭道具一式がぎっしり詰まったまま。そこで「これ、本当に空き区画なの?」という疑惑が生じてきました…(汗)。

というわけで、自治体の担当の人が念のため手違いがなかったか確認してくれることになっています。

その人の話によると、今年はなぜか3つの区画が一気に空いたので、もしこれが間違いでこの区画にまだ人がいたのだとしても、他に空いてる区画をくれるから大丈夫だよ、とのこと。(ほっ)

で、そちらも見せてくれたのですが…。


こちらはまさに典型的な「菜園の面倒を見ることができなくなった人が手放した、放置されてぼうぼうに荒れている」区画でした。芝生の区画より広く見えますが、小屋の有無の差なのかな?こちらの場合はまず雑草退治からのスタートになりますね…。

売れ残りのパンで作ったビール

Dough Boy by Law Brewing Co

 

夫が買い物中、こんなビールを見つけました。Law Brewing CoのDoughBoyという商品です。

Law Brewing Coは地元ダンディーのクラフトビールメーカーのひとつです。Lawは法律のことではなくダンディーの真ん中にある円錐型の丘の名前。スコットランド語でこういう形をした丘や小山をlawと呼ぶため、各地に”○○ Law”があり、ダンディーのものは本来”Dundee Law”という名前なのですが、地元民は単に”the Law”と呼んでいます。

ラベルを飾るDJの絵を見る限り名前はDub Boyに引っ掛けているのですが、なぜdough?と思ってよく見ると、下に小さく”bread beer”と書いてあります。そう言えばラベルに描かれているのもヘッドフォンではなくてパン…?

 

 

裏側のラベルを見ると、「リサイクリングと廃棄物削減を促進するため、Clark’s Bakeryの売れ残りパンを使って作りました」と書いてあります。パンは賞味期限が短い商品なので、毎日全国で大量の売れ残りが出て廃棄物となっています。それを再利用してしまおうという試みなのでした。そういえばClark’s Bakeryのパン工場はLaw Brewingの醸造所から歩いて約5分ほどの距離にあり、理想的なパートナーです。

英国の「パンで作ったビール」と言えば、元祖はロンドンで2015年に立ち上げられたToastです。ベルギーのBeer Projectが作ったBabyloneというビールに触発されたとのことで、ノースヨークシャーのクラフトビールメーカーWoldTop Breweryが醸造し、Toastのブランド名で販売されています。

サーキュラーエコノミーを推進するエレン・マッカーサー財団によると、英国で生産されるパンのなんと44%は廃棄されてしまっているのだそう。これを再利用できれば廃棄物削減には大きな

しかし、Toastは自社ブランドでビールを売るだけではなく、英国全国に売れ残りパンでビールを作る運動を広げたいと、パンを使って作るビールのレシピを公開。これを参考にして、あちこちのビールメーカーが売れ残りパンビールを作るようになっています。Law Breweryもそうした醸造所のひとつというわけでした。

小規模なクラフトビールメーカーだけではなく、大企業の参入も始まっています。例えば、小売大手のマークス&スペンサー( M&S)は2018年にUsed Our Loafという名前でパンのビールを販売(M&Sのパンを使っているそう。製造はAdnams社)しました。また、大手パンメーカーのWarburtonsは、Toastと提携して規格外で販売できないクランペットを原料にしたビールを発売しています。